ITmedia Inc.

文字サイズ

HOME > 採用情報 > 社員インタビュー > 斎藤 健二

新規事業(スマートフォン向けメディア) 斎藤健二

――就活は「コンピューター雑誌を作ること」を軸にされたということですが。

はい、当時新卒を採用していたソフトバンクとアスキー(当時)の2社を受けました。大学時代にPCにはまり、心理学の研究用にプログラミングを始めました。夏休みには毎日10時間働いてどうしても欲しかった自分のPCを手に入れたりして。Webサイトにも興味を持っていましたが、当時はまだパソコン通信が全盛期でようやくインターネットが話題になり始めた頃でしたね。自宅からはまだインターネットには接続できず大学のワークステーションで米国のサイトを見ながらワクワクしていました。コンピュータ雑誌も読み漁っていました。その情報を自身でも追いかけるべく、ソフトバンクに入社しました。

――若手時代はどの様な苦労がありましたか?

入社後、上司から「とりあえずバックナンバーでも読んでて」と言われ、途方に暮れてました。なんとか役に立ちたくて、右往左往の日々。また、「君が立てた企画が通れば、それが君の担当になる」とも言われていて、毎日必死でアイデアを練っていました。初めて企画が採用されたのは入社してからやっと6カ月も経ってからです。おかげで「仕事は与えられるものではなく作るもの」ということが身に沁みました。あと、これは苦労ではないのですが、社会人として一番驚いたのが、「仕事とはアウトプットを出すこと」ということに気付いた時ですね。学生時代は時給で働いていて、時間になったら仕事は終了だったけれど、社会人は終わるまでが仕事であるということ。当たり前のことですが、学校を卒業したての自分には新鮮でしたね。

――5年の編集経験の後、ソフトバンクでの「ZDNet Japan」(現ITmedia)への社内公募が始まり、応募するわけですが、そのきっかけは何だったんですか?

当時米国出張がよくあって、取材後に出張先のホテルで雑誌の記事を書こうと構成など考えていると、すでにアメリカのネットメディアにその速報記事が出てるんです。自分がこれから書く記事が掲載されるのが数週間後であることを考えると、紙媒体の仕事に意義を見いだせなくなっていたんです。当時PC雑誌の売り上げは絶頂期だったのですが、迷うことなく社内公募に手を挙げました。

異動して3カ月ほどニュース記者をしていましたが、モバイル系の記事がよく読まれていたことから、すぐにモバイル関連の新メディアを企画して立ち上げました。新メディアの立ち上げといっても、当時は記事や広告掲載のシステムも整っておらず、ほとんど手作業による制作でした。ですが、システムがシンプルで、先輩方に支援していただきながら、若手の自分でも立ち上げにこぎつけられました。

――新メディアが順調に成長すると、今度はこれまでと全く畑違いのビジネス系のメディアを立ち上げられましたね。このジャンルにはもともと興味があったのですか?

いわゆる仕事術などには興味がありましたが、特に「これがやりたい」という強いモチベーションじゃなかったんですね。モバイルの立ち上げもそうですが、自分の希望よりも市場のニーズがあって、会社が求めるものに応えていく気持ちの方が強いんです。そういう意味では仕事の選り好みはしません。経理職でも自分はそれなりに楽しめるのではないかと思っています。そもそも今でも自分が何の仕事に向いているのかよくわかっていませんし(笑)。よく若い人などで「自分はこの仕事しかしたくない」と言う人がいますが、それはもったいないなと思います。就活でも「これがやりたい、という強い熱意がないとダメなんだ」という意識があるのかもしれませんけれど、社会や会社の求めるものに合わせて自分の価値を提供していくことの方が、僕には自然だと思いますし、楽しめます。あ、すみません、いま思い出しましたが、私、就活ではコンピュータ系の出版社以外にも、住宅や自動車メーカー、金融なども節操無く受けていました(笑)。

――現在はスマートメディア事業推進部の責任者ですが、どのようなメディアを作っているのですか?

今はスマートフォン向けに情報を提供する、ONETOPIなどのアプリを開発しています。

私の学生の頃はコンピューター雑誌が月に30冊ほど出ていてよく読んでいましたが、情報がネットに移ってくると、ほとんど読まなくなりました。そしてPCで読んでいた情報は今、スマートフォンで読むようになっています。そうすると自分の気になるコンテンツのみを効率的に取得するようになってくる。もうサイトのトップページから記事を隈なく見ていくこともなくなりましたよね。

そういう時代に、どのようなメディアを作るべきかは大事なポイントです。雑誌の場合は、版型という規格から、コンテンツの見せ方、流通チャネル、販売と広告による収益モデルというように、全てがパッケージとして完成されていました。インターネットでのメディアを展開する場合も、この雑誌のモデルを流用しました。

ですが、アプリで情報サービスを行うとなると、それらの全てを自分たちで考える必要があります。アメリカにお手本があるわけでもなく、世界中が試行錯誤しながらそれに挑んでいる状況です。なのでチームにはできるだけ多くの価値観を集めたいと思っています。新たな発想でチャレンジしていただく若い人にもぜひ参加してほしいですね。

斎藤 健二(さいとう けんじ)
取締役 スマートメディア事業推進部長
1996年ソフトバンク出版事業部に新卒入社。雑誌編集を経て、初期『ITmedia』の興隆に尽力。現在の『ITmedia +D Mobile』の立ち上げ、『誠 Biz.ID』の立ち上げなどを行う。
現在は、スマートフォン向けメディア『ONETOPI』を手掛けるスマートメディア事業推進部の責任者である。

社員インタビュー

ホットトピック

  • お問い合わせ

PAGE TOP