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『ITmedia ニュース』編集記者 本宮学

「ITmedia ニュース」、「ITmedia エンタープライズ」、「ITmedia News スマート」という3媒体の編集記者を担当しています。毎日平均8~10本くらい記事を書きますね。取材記事を書くことはもちろん、外部のライターさんからいただいた原稿を編集したり、読者調査のレポートを作成したり、タイアップ広告を作るために営業部員と共同で記事を制作したり……と幅広く仕事をしています。

基本的な一日の流れですが、午前中は取材に行っていることが多いですね。その後帰社して記事を書いたり、インタビューをまとめたりと、優先順位を作って仕事をこなしています。通勤時や移動中のすきま時間は、スマートフォンなどで常に新しいニュースを探すようにしています。

――記事の材料になりそうなニュースを常に探しているのでしょうか。

そうですね。ニュースといっても、マスメディアが報道するようなニュースばかりではなく、現実の世の中で何が話題になっているかを常にチェックするようにしています。

編集部に毎日届くプレスリリースからも情報収集はできますが、それだけが全てではないんですよね。Twitterやブログなどネット全体にアンテナを張ると、今ネットに詳しい人の中でこういうことが問題視されている! という情報だったり、プレスリリースでは届かないような企業が実は画期的なことを始めた、などさまざまな情報が飛び込んでくるんです。たくさんの人に読まれる記事って、やはりアイティメディアならではの独自記事なんですよ。だからプレスリリースの情報だけだと他社と差がつかず、面白い記事が書けなくなってしまうので、ネットなどを活用して積極的に情報を探すようにしています。

――編集記者をしていてやりがいを感じる時はいつですか?

楽しく仕事しているので、毎日やりがいを感じています。初めて「これぞ編集記者かもしれない!」と仕事に強い手応えを感じたのは、1年目の夏に書いた記事「『市長がはまっている』佐賀県武雄市、市のページをFacebookに完全移行へ」が読者に受けて、十数万人に読んでもらえ、SNSでもたくさんシェアされた時でした。

もともと編集部に送られてきたプレスリリースを読んだ時点では、情報が少なくて、これだけでは記事を作れないなぁという印象だったんです。でも僕自身「よく見たら今までになかった新しい試みかもしれない」と感じて武雄市に電話取材してみると、新しさに加えて「市長がFacebookにはまった」という理由で移行を始めたことが分かり、「これは面白い!」とすぐに記事を書きました。

実際、記事を公開した後はすごい反響で、武雄市のFacebookページにも数日間で数千件の「いいね!」がついたそうです。そのうえアメリカにあるFacebookの本社にも武雄市の取り組みが伝わっていたみたいで、これも記事の影響なのかなと興奮してしまいました。このニュースは他の媒体では詳しく書かれておらず、ほぼアイティメディアの独占記事だったので、自分の指先一つで社会が変わっていくんだな、と実感した出来事でしたね。

――新聞やテレビ等とは違う、ネットメディアの記者ならではの凄さ、大変さを感じたことがあったら教えてください。

まず、スピードが強く求められることですね。ネットでニュースを探している人は、テレビや新聞の報道よりも早く情報を得たがっている人が多いと思います。つまり、新聞やテレビがまとまった情報を出したあとでネットに記事が出ても、読んでもらえないことの方が多いんです。

また、新聞なら「何行以内」といったコンテンツごとの枠組みがあると思いますが、そうした紙面の制約が少ないのもネットメディアの特徴です。つまり、先ほどの「スピード」とは対極的に、新聞では紹介しきれないような詳しい内容を知りたがっている読者もいるわけです。

こうした2つの異なる特徴がある中で、「スピード」と「クオリティ」のバランスをうまく取りながら情報を発信していくのが、ネットならではの難しさだと思います。自分もまだまだできていない部分なので、周りの先輩記者を見るとすごいなと思いますね。

――就職活動はどのようにされましたか?

実は4年生になる直前まで、弁護士を目指して司法試験の勉強をしていました。というのも、企業に入って組織の目標のためにがむしゃらに頑張るというより、弁護士のように独立して仕事をしながら周りの人を手伝える職業がいいなと思っていたんです。でも、誰かが決めたルールに従ってやっていくのがあまり好きではないので、条文や判例をいくら勉強してもいまいちぐっときませんでした。

それから「法律家は向いていないんじゃないか、もっと自分にしかできない新しい仕事がしたい」という思いが強くなり、4年生の4月に就職活動をスタートしました。周りの学生が選考の佳境に入りだすなか、就活を始めたばかりの僕は右も左も分からない状態。時間が限られているため、選考を受けながら企業や業界を知っていこうと思い、いろいろな会社を四方八方に受けました。

そうして不動産業界などで内定をもらったんですが、「新しい仕事をしたくて就活を始めたのに、結局あんまり新しくないなぁ」と思って(笑)。その後、まだルールが確立していないネット業界なら、なにか新しい仕事が出来るんじゃないかと思うようになったんです。

――数あるネット企業があるなか、アイティメディアを志望するようになったきっかけはなんですか?

就活を見直しながら、そういえばいつも見ているアイティメディアって新卒募集してないのかな? と思ったのがきっかけでした。昔から携帯電話の新機種の情報を集めたりするのが好きだったので、中学生のころからITmediaはよく読んでいたんです。調べてみると新卒採用をしていて、特にメディア企業を受けているわけではなかったのですが、もともと好きな媒体だったし、採用サイトでこれからの企業方針として提示されていた「ターゲティングメディア」という言葉に強く感銘を受けました。

「ターゲティングメディア」とは、これからはマスメディアのように”万人受け”する情報だけではなくて、ある特定の情報に関心のある人に向けて見せたい情報を出していく、という方針です。雑誌でも同じことができますが、ネット上だとアクセス解析などのテクノロジーを使って、より受け取り手にマッチした精度の高い情報を出せるようになります。

面接が進むにつれて社員からより深く会社の話を聞き、新しいメディアの仕組みを作ろうとしている姿勢にとても共感して、内定をもらった時は「よろしくお願いします」とすぐに返事をしました。

――もともと編集志望でアイティメディアを受けていたわけではなかったんですか?

そうですね、このメディアを一緒にやっていきたいな、という気持ちで選考を受けていたので職種にこだわりはありませんでした。1年目に営業と編集記者、両方の研修を受けたのですが、どちらも楽しくて。特にメディアの営業というと、形の無いものを売るわけなので、入社までイメージがわかなかったんですが、実際に仕事ぶりを見てみると各方面からニーズもあるし、話の受け取り方や提案の仕方も独特で、すごく面白かった。営業先に同行させてもらった上司もすごくかっこよく仕事をこなしていました。自分はなんとなく営業になるとばかり思っていたので、入社後の配属発表の時に「編集です!」と言われて驚いたくらいです(笑)。

――編集記者に配属された時、学生から編集記者という流れで大変だったと思うのですが、そのとき努力したこと、特別された勉強などありましたら教えてください。

私の所属する編集部は「IT」「ネット」が関係する物事を幅広く扱っているので、さまざまな分野の取材をしたり、記事を書くことがあります。学生の時には全然知らなかった分野に飛び込んでいくことも多いので、その時々で必要とされる知識のインプット・アウトプットが大変でしたね。

例えば、配属されて間もないころに上司に言われたのが「きみ、決算書って読める?」というひと言でした。「いや、読んだことないですね」と答えたところ、次に返ってきたのは「了解。明日○○(某ネット企業)の決算発表会があるから、それまでに簡単な本を1冊読んで勉強しといて」という言葉。急いで勉強して1人で取材に向かい、必死に記事を書きました。それが私の初めての取材経験でした。

一方、書き方の部分では特別「頑張ろう」と思ってやったことはないように思います。強いて言うなら先輩の記事をとにかくたくさん読んで、なぜこういう構成なのかとか、なぜこういう言い回しなのかを考えることでしょうか。ひたすら先輩が残してくれた文章を目で見て噛み砕いて真似して、という繰り返しに尽きると思います。

――学生時代、司法試験の勉強以外で力を注いだことはありますか?

サークル活動ですね。音楽サークルの部長をやっていたので忙しかったです。自分が部長を引退して4年生になってからも、一個下の後輩の代でトラブルがあって、それを解決しようと必死に頑張っていたら、疲労で体調を崩して胃カメラを飲んだり(笑)。このほか、自分で手品サークルを作って練習したりもしていました。でたらめに遊んでいたというよりは、興味を持ったことを一生懸命やっていましたね。

――本宮さんが今目指している理想像や目標を教えてください。

基本的な編集記者として、面白いニュースを素早く見つけて、面白く速く書くことが目標ですね。凄く尊敬している上司がいるのですが、その人が「これだ!」と思って書いた記事は本当にたくさんの人に読まれるんです。記事を書くスピードもとても速いのに、一字一句の並び方も素晴らしいし、無駄がない。例えばその人が16時開始の記者会見に取材に行くと、16時5分にはすでに記事が1つ公開されていることもあるんです(笑)。そういう姿勢は記者として本当に目指す姿だと思っています。また、編集者として外部のライターさんと協力して記事を作ったり、事前のディレクションの運びだったりと、プロデューサー的な視点ももっと養っていきたいですね。

――最後に学生にメッセージをお願いします!

自分が「面白い」と思うことを一生懸命やるといいと思います。

学生のころから一貫して思っているのですが、勉強に励んだり学生団体の活動を通じて社会について学ぶのも確かに大事かもしれない。でも、その経験が社会人生活にそっくり生きてくるか、と言われたらそうでもないと思うんです。

自分で面白いものを見つけて、楽しみながら一生懸命やる。そうすることで、経験も積まれ、自分への自信もついてきます。その自信や経験が、社会人になって仕事が詰まってきても「ここから楽しくするにはどうしたらいいかな?」と考えるための土台になってくれると思っています。


本宮 学(もとみや まなぶ)
ITインダストリー事業部 エンタープライズIT統括部
2011年4月、新卒入社

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