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DXに貢献する「発注ナビ」営業部長のキャリア――事業立ち上げ、転職、カムバックの先へ

 アイティメディアでは、四半期に1度、社員が自身のキャリアや価値観を伝える「キャリア寺子屋」を開催しています。若手社員がキャリアを考えるための情報提供の場であり、働き方が多様化している中での貴重なエンゲージメント機会でもあります。

 今回は、アイティメディアの子会社である発注ナビ株式会社 営業部長・仙北裕規の講話をお届けします。仙北は、発注ナビのアイティメディアへの事業譲渡とともに当社にジョインし、他社での新規事業立ち上げに成功したあと、当社にカムバックし、現在は発注ナビ営業部門の責任者を務めています。

マネジメントのかたわら、営業も続ける

 私は、発注ナビの営業部長として、開発案件と開発会社のマッチング事業に携わっています。15名のマネジメントを行いつつ、自身でも営業をしています。いまだに営業活動をしているのは、クライアントや市場環境の現状を実際に見聞きして把握するためです。営業活動が好きということもあります。

 マネジメントの一環として、メンバーの営業活動に同行することもあります。商談の後にメンバーへフィードバックを行うのはもちろん、クライアントの意見を直接聞き、システム改修や全体へのフィードバックに役立てています。

成果にこだわるキャリア

 新卒から今まで、一貫して営業に携わり、目に見える成果を出すことにこだわってきました。その中でやりがいを感じ、また自分で育ててもいます。

 最初に経験したのは、フルコミッションの営業職でした。会社の気合い一辺倒で業績を伸ばす体質に懸念があり、転職したのですが、今度は常に考えることを要求されて苦労するなど、今思えば20代のキャリアは苦悩の連続でした。

 発注ナビに携わるきっかけは、現社長の浅井さんに誘われ、事業立ち上げとバイアウトを繰り返す企業に転職したことです。その企業で、発注ナビ事業を立ち上げ、商材を作るところから関わりました。アイティメディアに事業譲渡できたときは、上場企業が認めるサービスを作れた達成感がありましたね。

 その時は私も事業と共に移籍したものの、しばらくするとまた事業立ち上げに携わりたくなってしまい……。話し合いを重ねた結果、浅井さんからも快く送り出してもらい、転職しました。

 転職先では、新規立ち上げ事業の営業部門マネージャーに着任しました。しばらくして、既存事業も担当することになり、毎日とても忙しかったのですが、充実した時間でもありました。この時は、ハードワークの甲斐もあって、従業員数が10倍になるほどの急成長を実現できました。一方、急速に大きくなった組織をまとめるため、マネジメント方針が大きく変わったのですが、その方針に疑問が出てきました。浅井さんと話をする機会があり、カムバックの誘いを受けました。

 そこで、2022年5月、発注ナビにカムバックしました。現在は営業部長として、発注ナビのサービスが市場に受け入れられていくことを、日々実感しています。直近では、大学の同期に、開発マッチングサービスの大手と言われ、実際にサービスを導入してもらえたことが感慨深かったです。

当事者意識の高いメンバーと働く

 発注ナビに戻ってきて変化を感じたのは、データ活用の環境が整備されていたことです。顧客管理や、営業活動のデータ分析を行えるシステムが導入されていました。そのおかげで、営業活動が効率的になり、データに基づいた戦略を考えて実行するサイクルも高速で回せました。

 一方で変わっていなかったのは、当事者意識の高いメンバーが多いことです。メンバーたちは、組織の目標を自分の課題に落とし込んで考え、マネージャーからの声かけがなくても、積極的に議論や提案を行っています。ここには、浅井さんのマネジメント方針である、カルチャーの共有や一体感の重視が活きていると思いますね。東証プライム上場企業の子会社になっても、達成意欲の高さは事業立ち上げ時と変わらなくて、うれしかったです。

組織も、自分も、できることを増やしたい

 今後、発注ナビという組織の中で取り組むつもりなのは、属人化した業務を少なくすることです。どの営業メンバーが担当者になっても、クライアントが均一なサービスを受けられるようにしたいと考えています。もちろん、機械的に業務をしてほしいわけではありません。ただ、メリットもデメリットも含めて、伝える情報のギャップは減らしていきたいですね。

 さらに大きなビジョンとして考えているのは、加盟している開発会社に、もっと多くのサービスを提供することです。発注ナビは、国内の開発会社の3分の1が加盟しており、認知度も高まっています。その中には、発注ナビのファンと言えるくらいに気に入っていただいているケースもあります。そうした発注者や開発会社に対して、システム開発の課題を全方位的に解決できるように、マッチングサービス以外にも提案できるソリューションを増やしたいと思います。理想の形は、「何かあったら発注ナビに相談すれば解決できる」と思ってもらえることですね。発注ナビは、発注者と開発会社のハブの立ち位置だからこそ、双方に対してできることはたくさんあると考えています。

 そして、私個人のキャリアとして描いているビジョンは、事業全体を統括する立場になることです。現在は、営業部長として売り上げを伸ばす役割を担っていますが、経営にも関わって、さらに大きな視座から会社全体の成長を担いたいです。

いいとこどりができる会社で成長する

 発注ナビは、これからますます社会貢献度が高くなる事業を手掛けています。システムの発注者と開発会社をマッチングさせることで、DX化という社会課題の解決にど真ん中から貢献する感覚を味わえます。

 また、環境面から言えば、安心して働きつつ、新規事業を拡大するフェーズに参画できる企業です。発注ナビは東証プライム上場企業の子会社であり、人事制度が整備され、自由度の高い働き方も保証されています。いわば、ベンチャー企業と大手企業の「いいとこどり」ができる、幸せな会社だと思います。

 私たち発注ナビ、そしてアイティメディアは、目的を持って日々の仕事に取り組む人を、しっかり見ていて引き上げる人が必ずいる会社です。これからも、課題解決に積極的に取り組み、自分も事業も成長させたいという志を共有できる、向上心の高いメンバーを迎えていきたいです。私もマネージャーとして、メンバーに伴走します!