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テクノロジーの歴史の証人となる 2024年度入社式

 2024年4月1日、アイティメディアに総合職3名、編集記者職1名、エンジニア職1名、計5名の新入社員が入社しました。この数年間はコロナ禍のため、役員と新入社員のみで入社式を開催していましたが、今年は先輩社員も見守る中での開催となりました。この記事では、アイティメディアの代表取締役社長および取締役副社長COO兼事業統括本部長の祝辞と、新入社員の決意表明の様子をお伝えします。

代表取締役社長 大槻 利樹より祝辞

 役員・社員一同を代表して、新入社員の皆さんを歓迎いたします。

 2024年は、アイティメディアにとって創業25周年を迎える記念の年です。新入社員の皆さんが産まれた時には、既にアイティメディアが存在していました。感慨深いものがあります。そして、ちょうど40年前の1984年に、私も社会人の第一歩を踏み出しました。この40年間は、テクノロジー、コンピュータの世界において、非常に重要な意味を持つ期間でした。

 皆さんは、このあと様々な部署に配属されます。職種を問わず皆さんに共通して意識していただきたい、アイティメディアの使命、皆さんが働く上での目標について、私の考えをお話しします。

 アイティメディアの使命は、テクノロジーの歴史の証人となることです。皆さんは、テクノロジーの歴史を自らの目で見て、記録する第一歩を踏み出したのです。この仕事は、アイティメディアだからこそできることだと、誇りを持ってください。

 先日、私の母校である東北大学を、若手記者と共に訪問しました。いま、東北大学は、半導体をはじめとするテクノロジーの研究で注目を浴びています。そこで、PCのフラッシュメモリを開発したひとりである遠藤哲郎教授から、現在の研究のお話をうかがいました。

 遠藤教授によれば、chatGPTの登場以降、半導体の稼働量が非常に上がり、必要な電力や演算の際の熱量も高まっているそうです。今後は世界の環境問題になるだろうとのことでした。そこで、遠藤教授は、学長と共同で、半導体の消費電力を抑える研究をしています。

 このお話をもとに、帯同した記者が記事を書きました(『超省電力』実現の鍵、スピントロニクス半導体の最前線を聞く)。この記者は、2020年に新卒入社した、皆さんの4年先輩です。彼と同じように、皆さんもテクノロジーの歴史を刻む仕事をすることになります。

 現在、大手IT企業各社は、生成AIに注力し、業界の方向性や協力関係を作ろうとしています。事業そのものの方向性が固まったあとには、顧客を開拓する段階が来ます。その時にこそ、テクノロジーの情報を伝えるアイティメディアは、社会の中でますます重要な企業となるはずです。

 ソフトバンクグループの企業理念は「情報革命で人々を幸せに」。そしてグループの中でWebメディア分野を担うアイティメディアの企業理念は、「メディアの革新を通じて情報革命を実現し、社会に貢献する」です。テクノロジーの進化と共にメディアを進化させ、テクノロジーの証人となる仕事ができる会社は、世界広しと言えども多くはありません。皆さん、ぜひ誇りと期待を持って、頑張ってください。

取締役副社長COO兼事業統括本部長 小林 教至より祝辞

 アイティメディアの仲間を代表して、皆さんを心から歓迎いたします。多くの会社の中から、アイティメディアを選んでいただいたことに感謝し、皆さんと一緒に働くことを楽しみにしています。

 現在は人生100年時代と言われており、皆さんはおそらく70歳くらいまで働くことになります。今日は、ここから約50年間働く、その第一日目です。私から、充実した職業人生を送るためのアドバイスを、2つお伝えします。

 1つ目は「焦らない」。これまで、皆さんは小学校の低学年・高学年、中学校、高校、大学と、およそ3年刻みの経験をしてきました。しかし、社会人は、より長い時間を、同じ環境で過ごすことになります。そこで、自分が成長していないように感じて、焦りが生まれます。しかし、これから約50年間働く中で、最初の2~3年が占める割合は決して大きくありません。私は新卒の頃、入社3日目で寝坊してしまい、会社からの電話で起こされたことがありました。それでも、現在は副社長を務めています。どうか焦らないでくださいね。

 2つ目は「働く目的を意識する」。これから、目先の仕事を処理するために焦ることもあれば、なんのために働くのかと暗い気持ちになることもあるでしょう。そんな時ほど、自分を俯瞰して、働く目的を考えてください。この時、成長や経済的安定といった、自分のための目的を持つことも、決して否定はしません。しかし、仲間や家族、社会のために働く方が、豊かな職業人生を送れるというのが私の考えです。人生100年時代に50年間働くのですから、働いている期間が幸せでなければ人生は幸せになりません。

 ここで、Webメディア企業に入社した皆さんに特に意識していただきたいのは、「読者のために働く」ということです。アイティメディアの企業理念は「メディアの革新を通じて情報革命を実現し、社会に貢献する」です。人間の進化と共にあるテクノロジーの進化を、世の中に広く知らしめるために、私たちは働いています。疲れた時ほど、企業理念に立ち返ってほしいと思います。

決意表明~プロフェッショナルとして目標を実現する第一歩

 祝辞のあとは、新入社員ひとりひとりによる自己紹介と、決意表明がありました。今年の新入社員は、これまでの学業や課外活動で培った能力を活かし、アイティメディアで働くことで、自らの軸となる目標を実現したい思いを強く持っているように感じます。誇りを持って働き、豊かな職業人生を送る上で、自身の目標が支えになってくれるのではないでしょうか。

 アイティメディアは、テクノロジー領域という専門性の高い情報を伝えるWebメディア企業です。しかし、これまでの新卒社員は、必ずしもテクノロジーの知識を持った状態で入社したわけではありません。新入社員は、各自の配属先で上長や先輩にフォローされながら、専門知識や業務のノウハウを学び、業界の理解を深めました。そして現在は、自らの持ち味を活かし、プロフェッショナルとして活躍しています。2024年度に入社した新卒社員にも、アイティメディアで成長し、それぞれの分野で活躍してほしいと思います。私たち人事も、まずは新人研修を通して、新卒社員が充実した職業人生のスタートを切れるよう、サポートしていきます。

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