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行動することで道が拓けた  “優れたシステムの開発者”への道

 月間4億PVを誇る当社のメディアを、システムの側面から支えている組織が「メディア・テクノロジー本部(以下、MT本部)」です。今回は執行役員でMT本部の本部長を務めている武藤丈士のこれまでのキャリアと、これからの事業や組織への思いを「キャリア寺子屋」(※1)で語ってもらいました。
(※1)当社では、リモートワーク下で減少してしまった「人」を知る機会の創出、そして社員が自身のキャリアを検討していく上で参考になる情報の提供を目的として、「キャリア寺子屋」という任意参加型研修を運営しています。「キャリア寺子屋」では、当社の社員が登壇し、これまでの経歴やそこでの学び、キャリア選択における価値観などを共有しています。

【執行役員 メディア・テクノロジー本部長 武藤 丈士】
1977年生まれ、東京都出身。駒澤大学卒。外部ベンダーとして、アイティメディア会員サービスなどのシステム開発に携わった後、2012年にアイティメディア入社。記事配信、広告配信基盤の開発、運用や公開系サービスインフラのAWS移行などに携わった後、リードジェン事業向けのプラットフォーム刷新プロジェクトで責任者を担当。各プロジェクトと並行して、2014年よりシステム開発部門の部門長を担当した後、インフラ部門を含む統括責任者を経て、2021年からは広告運用や制作部門などを含むメディア・テクノロジー本部の責任者に就任、現在に至る。
※所属部署や業務内容はインタビュー当時(2022年7月時点)のものです

システム開発の基礎を固めた若手時代

武藤: 新卒でIT業界に就職をしたのですが、大学時代は情報処理を専攻していたわけではありませんでした。趣味の音楽情報を求めて、当時、広がりを見せていたインターネットに触れ、友人とWebサイトを作るうちに、コンピュータ自体にはまって、IT業界への就職を考えるようになったのです。

 なんとか新卒でIT業界に就職できたものの、情報処理を学んでいなかったため周囲よりも苦労した覚えがあります。しかしプログラミングをすることがとにかく楽しかったので、基礎から時間をかけて勉強していきました。そしてプログラマーとして自信がついてきた頃に、飲料メーカー向けのキャンペーンシステム構築プロジェクトに立ち上げから参加しました。このプロジェクトで大量のデータや大規模なトラフィックをさばくシステム開発や運営を経験し、開発者として必要な基礎スキルを固めることができました。

 しばらく経った頃、大手通信会社向けのプロジェクトにリーダーとして参画しました。ここでは顧客、外部ベンダー、社内関係者の調整に奔走しました。それまではプログラマーとしてキャリアを積んできましたが、外部ベンダーコントロールやプロジェクト進行と、全く違うスキルが求められていたためとても苦労しました。しかし、だんだんできることも増えていき、プロジェクトも終盤にさしかかった頃、初めての転職を意識するようになりました。

初めての転職、アイティメディアとの出会い

武藤: もう少し組織規模が小さくて、自分のコントロールが及ぶ範囲で仕事をしたいと思っていたので、1度目の転職では中堅のSI企業を選択しました。

 そこでプロジェクトマネージャーや開発を担当しているなかで、アイティメディアのプロジェクトを担当することになりました。例えば、アイティメディアIDの立ち上げ、リードジェンプラットフォーム開発などですね。約3年携わりましたが、関われば関わるほど、B2B事業、メディア事業、そしてアイティメディアの事業に興味を持つようになりました。

 外部ベンダーとしての関わり方では限界を感じるようになり、事業会社を中心に転職活動を行いました。いくつか内定を頂くことが出来、当社に転職する旨を伝えたところ、「一緒に働かないか?」と誘ってもらえたので、当社へ転職することを決めました。

外部ベンダーからユーザー企業のエンジニアへ

武藤: アイティメディアに入社した後3年で開発チームをマネジメントする立場になりました。それからさらに1年後、リードジェンビジネスプラットフォーム(※2)開発のプロジェクトマネージャーを担当しました。このプロジェクトはそれまでのキャリアの集大成と言えるような、とてもやりがいのある大きな仕事でした。
(※2)リードジェンビジネスにおける会員基盤システム。リード生成力の向上を目的に、各メディアの会員基盤を統合した大規模プロジェクト。

 約3年をかけてこのプロジェクトを完遂した後、次のキャリアに悩むようになりました。組織長としてキャリアを進めるか、それとも開発者としてキャリアを進めるか、というものです。

 そんな時、前CTOが退任することになり、私に「本部長を目指してみないか」と声がかかりました。開発者としてのキャリアを捨てることになるのではないかと迷いもありましたが、最終的に組織長のキャリアに進むことを決断しました。そしてこの春、執行役員に任命されました。

マネジメントのキャリアを選択した理由

武藤: 私が最終的に、開発者ではなく組織長のキャリアを選択したのは、組織長だからこその機会と裁量を得られるから、そしてそれは開発者としても貴重なものだと考えたからです。

 私の目標は、仕事を始めた頃からあまり変わりません。“優れたシステムの開発者になりたい”ということです。これはシステム開発に携わる方であれば、大体同じ思いを持っているのではないでしょうか。システム開発は複数の工程を複数の担当者が関わりながら進めていきます。“優れたシステムを開発したい”という自身の目標を達成するためには、「特定領域のスペシャリスト」ではなく、「各領域のスペシャリストをつなぐシステム開発のスペシャリスト」になるのが妥当だと考えるようになっていきました。

 だからこそ、当社のシステム全般を見たり、システムを改善していく機会と裁量を与えてもらえたりするのは、ポジティブなチャンスだと捉え、快く選択することを決めたのです。

 最近は自分で手を動かして、課題を解決する機会は減ってきていますが、事業やシステム全般を俯瞰して、より大きな課題に取り組む機会は増えました。マネジメント業務は多いですが、エンジニアとしてスペシャリストの意見を求められることもあるため、今は開発者と組織長、両方のキャリアを両立できていると考えています。組織長としてステップアップを目指したことは間違っていなかったですね。

システム開発は面白い

武藤: 今までのキャリアを振り返ると、どの転機でも共通しているのは、そこに留まることから生じる停滞感からの脱却でした。こういった停滞感から抜け出すために考えたことや行動したことが、次のステップに進むきっかけになった気がします。

 そして何より、私のベースにあるのは、どんなプロジェクトでも、どんな苦労があっても、やはりシステム開発は面白いし楽しいという気持ちです。これがなければ今まで仕事を続けてこられなかったと思います。

 加えて、携わったプロジェクトに全力で取り組むことも大事にしています。私にとって全力で取り組むというのは、「全力で考えること」「考えを形にすること」「形にする手段を持っておくこと」を意味します。こう考えると、当社の3I(※3)で定義されている「見立てる」「巻き込む」「仕立てる」に近しいことを大事にしてきたんですよね。
(※3)課題解決の行動プロセスを3つに分解して定義した当社独自の指標のこと。社員の価値発揮能力を、「見立て:Insight」「巻き込み:Integration」「仕立て:Innovation」の3つに分けて定性的に評価。詳しくはこちら

これからのアイティメディアをつくる

武藤: 現在は数年がかりで当社の事業基盤であるメディア運営、会員サービスなどのシステムを見直し、刷新するプロジェクトを進めています。

 いずれも構築から長年の運用を経て、複雑化している部分も少なくありません。システムを見直し、開発スピードをあげていくこと自体が、事業成長させる為の重要な取り組みですが、これらの取り組みを通じて、MT本部と関係者が相互に理解を深め、システムを発展させる流れを作ることも大切な取り組みだと考えています。

 このような流れ、仕組み作りが将来のメディア拡大や当社の成長を実現する礎になり、何よりも自分たちが日々行っているシステム開発をより面白いものにしていくと思っています。

 デバイスの多様化やプライバシー規制など、メディアの運営環境は日々、変化しています。そういった変化を捉え、さらに一歩、前に踏み出せるような力を持ったチームをメンバーと一緒に作っていきたいですね。

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