アイティメディアでは、四半期の初めに行われる全社会議で、前四半期に優秀な業績を上げた社員を表彰しています。表彰には、優れたコンテンツを執筆・編集した編集記者に贈られる「優秀コンテンツ表彰」、高い売上実績を残した営業社員に贈られる「優秀セールス賞」、全社員を対象に革新的な取り組みを表彰する「Innovation賞」があります。また、年間を通して全営業社員の中で最も優れた売上実績を達成した社員は、「年間セールスMVP」として翌年度初めの全社会議で表彰されます。
この記事では、2024年度の年間セールスMVPを受賞した、BtoBメディア事業本部 営業本部 第一営業統括部 第二営業部 工藤チームの星野孝太のインタビューをお届けします。星野は、2022年に中途入社し、大手クライアントを担当するアカウントセールス職です。聞き手は、人事統括部 HRリクルート&サポート部の村田です。
――年間セールスMVP受賞、おめでとうございます! 星野さんが営業としてどんなお仕事をしているか教えていただけますか?
星野: 私は、アイティメディアのアカウントセールス職として、IT系のクライアント企業を2社担当しています。当社の営業職の中では、担当社数2社は少ないですが、これは大きな取引を行うクライアント担当の部門に所属しているためで、クライアント企業内の様々な部門の担当者と、アイティメディアとのやり取りを一手に引き受ける役割を担っています。クライアントのマーケティング課題に合わせて、タイアップ記事、セミナー、バーチャル展示会など、様々な手法の施策を提案することが、私の役割です。
新しい環境に飛び込み、自らを磨く
――星野さんのこれまでのキャリアを教えていただけますか。
星野: 私は2022年に、アイティメディアに転職してきました。経験社数としては4社目になります。キャリアのスタートでは、家電量販店にスタッフを派遣する仕事を、2社で経験しました。決まった人数をアサインするだけではなく、スタッフの教育や、関東各地の現場での指導も行っていたので、とても忙しかったです。
そんなとき、会社の指示で家電業界の動向を解説するセミナーに参加しました。そのセミナーに業界のアナリストが登壇していたのを見て、こういう仕事をしてみたいと思ったんです。ちょうどそのアナリストの所属する企業が求人を出していたので、応募して転職しました。3社目となるその会社では、当初は売り上げデータの整備をしていましたが、次第に自社の紙媒体メディアの営業にもアサインされるようになりました。
その後、自らのキャリアアップと紙メディアの将来性を考えて、「別の環境でもっとスキルを磨きたい!」と考えるようになったところで、転職エージェントからアイティメディアへの転職オファーを受けたんです。よりタフな働き方を求められるとは思いましたが、成長したい気持ちの方が強く、アイティメディアへの転職を決意しました。国内最大級のWebメディアとしての知名度と、当時の会社からアイティメディアに転職した先輩の活躍している様子が、大きな魅力でした。
――実際に入社してからは、順調だったのでしょうか。
星野: まず大変だったのは、自社メディアや企画の情報をキャッチアップすることでした。ただ、アカウントセールス向けに情報が整備されていることが分かってからは、クライアントの要望にもすぐ回答できるようになりました。IT業界は押さえておくべき知識が多いうえに、情報の更新スピードが速いので、今でも様々なツールを活用して、地道に知識を習得し続けています。
そして、入社前からこれまでと求められる仕事のレベルが違うという覚悟はしていましたが、初めのうちは周囲との実力差を感じて恥ずかしくなることも多かったです。プロジェクトの進行がうまくいかなかったことから、大きな提案をなかなかできなくなった時期もありました。しかし、その経験も、クライアントの話をよく聞き、ニーズを理解することの大切さを改めて確認する機会になったと思います。また、社内でキーパーソンになりそうな人を巻き込んで、力を貸してもらうというやり方を学ぶこともできました。
今回、年間セールスMVPを獲得できたことで、入社当初のギャップを埋めたという自信を持てました。2024年度は、今までよりもさらに強く、行動量を意識したので、何か特別なことをしたというより、自分の営業スタイルを突き詰めてやりきった成果が出たと思っています。もちろん周囲のフォローあってこその受賞であり、自分自身の成長もまだまだこれからだとは思います。それでも、努力を続けてこられたことは認めてもらえたのかなと思い、うれしいですね。
行動量で提案のチャンスをつかむ
――営業スタイルのお話がありましたが、ご自身の強みだと認識されていることは何でしょうか。
星野: 私の強みは、行動量の大事さを理解し、実践できていることです。自分が理解を深めるためにも、クライアント企業の担当者が困ったときに思い出してもらうためにも、現場に顔を出す機会、話す機会はあればあるほどいいと、キャリアの中で実感しました。考えすぎて立ち止まっても成果は出ないので、腹をくくって動くようにしています。
もともと、人とコミュニケーションを取るのが好きなので、話す機会を多くして顔を覚えてもらい、提案の糸口をつかむやり方が自分に合っているのだと思います。何かあったとき、真っ先に思い出してもらえるように、いろいろ工夫しています。見た目のことで言えば、いつも同じ眼鏡をかけるとか。そのままでも覚えてもらいやすいんじゃないかとは思っていますが、さらに強化しています(笑)。そして、ただ会うだけではなく、価値を提供できるようにと、一生懸命考えます。
社内でプロジェクトを一緒に進めるメンバーとの関係作りも大切にしています。オンラインのミーティングだったら画面はオンにすること、意識的に明るく元気に話すことなどを心がけています。私の場合は、人との関わりが好きだから、相手に歩み寄る方法をたくさん試せるのかもしれません。
――星野さんが今後、キャリアのうえでやってみたいことはありますか?
星野: 自分のチームを持って、マネジメントに挑戦したいです。人との対話が好きな性格をここでも活かして、メンバーが実感を持って成長できるよう、プレイングマネージャーとしての働きができたらいいですね。今、自分がチーム長に褒められてうれしいと感じるように、メンバーがうれしいと思ってくれる褒め方ができたらと思います。
成長と社会貢献ができるアイティメディア
――「コミュニケーションが好き」という強みを、新しいステージでも発揮される日が楽しみです。最後に、アイティメディアの営業職に関心を持ってくださっている方へのメッセージをお願いします!
星野: アイティメディアの営業職は、自分自身が自信を持って取り組めて成長でき、社会に価値提供もできる仕事です。
営業職として特に大きいメリットは、提案できることの幅が広く、質も高いことです。アイティメディアは、IT業界にいる人ならだれでも知っているWebメディアです。その知名度や信頼性の高さに支えられ、クライアント企業のマーケティングパートナーとして、自信を持ってソリューションを提案できます。また、編集部や制作進行部門など、共にプロジェクトを進めていく社員が味方になってくれるので、仲間への信頼感を持って自分の仕事に打ち込めます。
そして、当社は意欲を持てばどんどん成長できる環境でもあります。社員ひとりひとりが、個人として能力が高いのはもちろん、全体を引き上げる意識があるんです。価値のある情報や、業務改善の方法などの共有に熱心で、同僚の成功を喜べる組織です。
社会への価値提供の点では、アイティメディアが発信しているテクノロジー情報は、今後ますます重要性が高まっていきます。国全体でデジタル化が推進され、AIという新しい技術も急速に広まる中、社会がテクノロジーを利活用するために、知らないというギャップを埋める情報提供ができるからです。そして、アイティメディアのクライアント企業もまた、様々な業界で社会に価値を提供しています。そのマーケティングパートナーとして、社会によりよいソリューションを提供する取り組みの一端を担えることもまた、アイティメディアでできる社会貢献です。
――ありがとうございました。改めて、2024年度の年間セールスMVP受賞、おめでとうございます!