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会社も、社員も、無関心ではいられない サステナビリティプロジェクト

 サステナビリティ(持続可能性)は、今日の社会で注目されるキーワードです。企業にも、サステナビリティに貢献する取り組みが求められています。アイティメディアも、いち企業として、サステナビリティ推進の取り組みを行っています。その一環として、2023年2月に、社内横断プロジェクトとして「サステナビリティプロジェクト」を立ち上げました。第一線で活躍する社員の有志参加者が、サステナビリティについて学び、アイティメディアの事業の中で実現する方法を議論しました。

 2023年9月、社長が従業員の疑問に答えるライブ配信「大槻ch」の中で、サステナビリティプロジェクト第一期の報告がありました。この記事では、アイティメディアが創業以来続けてきた社会貢献の今日的なあり方として、サステナビリティプロジェクトの取り組みを報告します。

Webメディア企業ならではのテーマ

 サステナビリティプロジェクトは、当社のサステナビリティ推進について、具体的な取り組みを検討するものです。社内公募で集まった19名の有志参加者、オブザーバーとしての役員、そして財務企画統括部のメンバーが議論を進めてきました。外部の専門家による勉強会などで、「サステナビリティに無関心ではいられても、無関係ではいられない」という意識を持ち、6つの部会に分かれて各々のテーマについて検討しました。以下に、6つの部会のテーマを紹介します。

・コンテンツ部会
各部会の施策案を取りまとめ、全体の目標を設定したうえで、実際に達成すべきKPIおよびその妥当性を検討。サステナビリティプロジェクトで提案されるKPIは、コンテンツ数のような事業KPIとは性質が異なる。しかし、企業理念の実現には、事業拡大と同じく社会的責任の履行も必要であるため、事業KPIと非財務KPIを同じ水準で達成する必要がある。

・デジタルデバイド部会
障がいなど様々な理由で、現在アイティメディアのコンテンツを利用できていない方に、情報へのアクセスを保障するための取り組みを検討。アクセシビリティ方針の公開、サイトメンテナンス情報の更新といった、進捗の公開を提案した。視覚障がいのある方もWebメディアを利用できるよう、読み上げ機能などの要件を研究した。

・メディアサービス健全性評価部会
社会からの信頼性をより多く獲得するため、当社のメディア活動が公正で責任あるものであることを示す方法について検討。広告審査の結果や、記事に関する問い合わせ件数と対応状況を公開することで、メディアとしての健全性を社会に伝える施策を提案した。

・情報モラル・IT教育部会
自社の情報が活用されるように、社会の様々な層に向けて基礎的な知識の学習機会を提供するための取り組みを検討。「子ども」に焦点を当て、情報を正しく取り扱える人材を育成するべく、中長期的な取り組みを継続して行っていく。

・報道倫理・コンプライアンス・情報セキュリティ教育部会
今日の企業として、またメディアに関わる者として順守するべき基準を再確認し、重要性を更に浸透させるための取り組みを検討。社内でのコンプライアンス順守月間およびe-ラーニング、取引先への説明策、規範の再整備など、コンプライアンスを再度徹底する取り組みを提案した。

・人的資本部会
社員の価値発揮を支えるための取り組み、また様々な社員や制度の現状を社内に周知するための方法を検討。管理職・制度利用者など様々なテーマに沿った社内インタビューコンテンツの作成を提案した。また、育休・介護休暇などでの一時的離脱者や、病気の継続的な治療を行うケースのサポートを、制度と風土の両面から検討した。

 いずれの部会も、Webメディア企業であるアイティメディアにとって、まさに無関係ではいられないテーマです。

 各部会では、普段の業務上の立場や役割を超えて、アイティメディアが将来に向けて果たすべき責任が議論されました。それぞれのテーマに対して、Webメディアを運営している立場でできること、すべきことを考え、実際の施策を提言することにつなげました。

 また、サステナビリティプロジェクトの有志参加者からも、ひとりひとり感想の発表がありました。「編集記者として、サステナビリティ経営の取材を続けている。自らもサステナビリティについて議論する側になったことで、方針を言語化して具体的な施策を作り出す大変さが実感できた」「子供に、お母さんの会社では、サステナビリティについてどんな取り組みをしているの? と聞かれ、うまく説明できなかったが、プロジェクト期間を通して理解できた。子供に改めて伝えたい」など、実感のこもった声があり、会社のプロジェクトとしてだけでなく、各メンバーの成長や理解促進というまた別の価値が生まれたことが伝わりました。

今後も社員参加でブラッシュアップ

 サステナビリティプロジェクトリーダーの菊地からは、今後のプロジェクトの予定についても説明がありました。

 まずは、社内にサステナビリティ推進の専任部署を設置します。また、取締役会にも、諮問機関として、サステナビリティ委員会を設置する決議を行いました。アイティメディアが、サステナビリティの推進に本腰を入れて取り組んでいく決意の表れです。

 そして、あらゆるステークホルダーに、アイティメディアの社会的な価値を共有し、社会にとっての有用性を示すことは、社員ひとりひとりの仕事にとっても有益です。会社と社員の持続的な成長のために、本来の業務分野での価値提供を行うことは当然ですが、それに加えて、サステナビリティ推進の取り組みを今後も発信し続けます。

 サステナビリティプロジェクトで検討された施策の実行、また更なる推進のための議論には、社員の協力が欠かせません。当社にとってのサステナビリティ推進をブラッシュアップし続けるべく、プロジェクトへの参加も、改めて呼びかけられました。

社長の思い「創業以来の社会貢献」

 また、この時間には、社長の大槻から、サステナビリティ推進に対する社長としての思いの説明がありました。

 まずは、会社全体の意思としてサステナビリティを推進していくこと、サステナビリティプロジェクトでの議論の内容も実現していくことが、改めて大槻の口から説明されました。

 大槻によれば、サステナビリティ推進の取り組みは、近年の社会から責任ある企業に求められる経営姿勢であると同時に、当社が創業以来続けてきた社会貢献の延長線上にあるものです。当社の経営理念「メディアの革新を通じて、情報革命を実現し、社会に貢献する」、そして当社を含むソフトバンクグループの経営理念「情報革命で人々を幸せに」にも、事業を通して人や社会に貢献する気持ちが表れています。

 そして、今日的なアイティメディアの社会貢献のあり方を、社外のステークホルダーにも伝わるように言語化し、具体的な行動目標を作って取り組んでいくことが、今回のサステナビリティプロジェクトです。大槻自身も、社長として先頭に立ち、サステナビリティ推進に力を注いでいくという決意表明がありました。

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アイティメディアでは、サステナビリティ推進のため、自らが取り組むマテリアリティ(重要課題)を特定しました。
マテリアリティ解説記事はこちら!
その1:情報革命を通じた人類の明るい未来の実現
その2:社会的知識基盤の提供を通じた平等な社会の実現
その3:責任ある情報技術の活用
その4:多様性を尊重した働き方の推進
その5:強固で透明性の高いガバナンス体制の構築