Webメディア企業であるアイティメディアにとって、記事を読者に届けるための基盤を担うエンジニア職は欠かせない存在です。今回はエンジニア社員の仕事を、若手社員の実例を交えながら紹介します。
アイティメディアのエンジニアって?
アイティメディアのシステムの特徴は、月間4.4億PVという、Webメディアの中でも大きなトラフィックに対応するため、独自のシステムを運用していることです。例としては、自前のキャッシュサーバ、大規模なメールマガジンの配信システム、記事コンテンツ管理システムなどが挙げられます。これらのシステムを安定稼働させつつ、より速く・安くシステムを運用するため、アイティメディアのエンジニアは、インフラ環境や、その上で動くアプリケーションの構築などを担っているのです。
また、当社では、企画から設計構築、運用まで自社で担っています。段階ごとに担当者がいるのではなく、システムごとの担当者が全工程を通じて関わっているのも、当社の特徴と言えるのではないでしょうか。
社内の編集記者や企画職がシステムの主なユーザとなるため、よりよい仕上がりとするための仕様変更やスケジュール調整なども相談しながら進めています。システム構築・運用の各段階で、適宜ユーザに確認を取りやすいことは、エンジニア社員にとっても大きなメリットとなっています。
エンジニア職の1日
続いて、エンジニア職のメンバーが毎日どんな風に働いているのか、見ていきましょう。
アイティメディアでは、2020年7月から部門ごとに設定した出社日(週1日※)以外は働く場所を自分で選択できる「スマートワーク制度」を実施しています。現在は新型コロナウイルスによる影響を加味し、多くの社員がほぼ毎日在宅勤務を行っており、今回ご紹介するタイムスケジュールも、在宅勤務中のものです。
※2021年6月現在、新型コロナウイルスの影響により、部門ごとの出社日の設定は見送られています。
【Hさんの場合】
9:00~10:00 起床・朝の支度
10:00~10:30 始業・メールチェック・最新の技術情報収集
10:30~11:00 チーム内でローテーションしている定常業務の実施(セキュリティログチェックなど)
11:00~11:30 チーム内の進捗会議
11:30~12:30 携わっているプロジェクトの進捗報告資料作り
12:30~13:30 昼休憩
13:00~16:00 検討している設計が実現できるか実験(PoC)、結果まとめ
16:00~17:00 プロジェクトの進捗報告会議
17:00~19:00 会議での意見を元に設計を修正・タスクの切り直し
19:00~20:00 終業・夕食
20:00~0:00 余暇
0:00~9:00 就寝
~ポイント~
①システムのユーザは社内の人間であることが多いため、プロジェクトの各段階で関係部署とコミュニケーションを取ることが必須です。システムの運用開始後も、ユーザからの声に応えて改善を行います
②エンジニアとしてのインプットは、自社メディアをはじめとしたインターネットや書籍から行っています。アウトプットは、全てのシステムがクラウド(IaaS)上にあるため、実験用の環境で実際にシステムを組むこともあります
③担当するシステムの品質が、提供されるメディアの品質に直結するため、プロジェクト進行中は抜け漏れによる品質の低下を発生させないよう、気を配っています
【Iさんの場合】
9:00~10:00 起床・朝の支度
10:00~11:30 メールやアラート、各種タスクのチェック
11:30~12:00 チーム内の進捗報告
12:00~13:00 昼食
13:00~14:30 システム改修① システム調査
14:30~15:00 リリース作業の動作確認
15:00~16:00 システム改修① MTG
16:00~17:00 システム改修② 調査・対応検討
17:00~18:00 システム改修③ 実装作業
18:00~20:00 検証リリース動作確認
20:00~21:00 夕食
21:00~1:00 余暇(読書・散歩・ネットサーフィン・ゲーム)
1:00~9:00 就寝、睡眠
~ポイント~
①当社の記事コンテンツを管理する基幹システムであるCMSを中心として、開発・保守を行っています。CMSは20年規模のレガシーなシステムのため、刷新プロジェクトが進行しており、運用しやすい状態への改善を目指しています
②スマートワーク制度の導入により、リモートワークのメンバーがほとんどのため、コミュニケーションは主にチャットツールを使用して行われています。Web会議システムを利用したリモート雑談の時間も、部門によって週に1回設けられています
③書籍を読んで、設計方法、プロジェクト管理やコーディングの学習をします。社員のさらなる価値創出を支援する「自己啓発サポート制度」により、学習に要した費用は実費で補助されます(上限は半期ごとに5万円)
■ □ ■
エンジニア職は、メディア企業の社員としてすぐに思い浮かぶ職種とは、少し違うかもしれませんが、アイティメディアにとっては、縁の下の力持ちとして欠かせない存在です。テクノロジーやメディアに関心があるエンジニアの方は、ぜひ当社の求人にご応募下さい!
▼アイティメディアの求人情報はこちら