アイティメディアでは、2020年7月から「スマートワーク制度」(※)を導入し、ほぼ全社でリモートワークを前提とした働き方をしています。本来であれば部門ごとに週1回出社日が設定されますが、依然として続くコロナ禍の状況を考慮し、延期となっています。
※スマートワーク制度に関しては働く場所を選べる!価値発揮を最大化する「スマートワーク制度」とはをご覧ください。
そんな中でも、当社は積極的に採用を行い、2020年度は44名の中途入社者を迎えています。いわば「リモートワーク第一世代」となったこの社員たちには、従来のオフィスで自然と生まれていた横のつながりや、ちょっとした会話の機会が持てないなど、新しい課題があります。
人事部では、この課題に対するひとつのソリューションとして、2020年度中途入社者のオンライン交流会を実施しました。今回は、そのレポートと共に、彼らだからこそ感じるアイティメディアへの期待やこれからの課題を率直な意見として紹介します。
交流会の結果「楽しく過ごせた」
今回の中途入社者交流会は、オンライン会議システムの機能を使い、4~5名程度に分かれて自己紹介をしてもらいました。参加者は27名で、営業、企画、編集記者、エンジニアなど様々な職種の社員が集いました。現在の業務や趣味、リモートワーク時の息抜きなど、仕事からプライベートまで幅広い話題となり、相互理解が進んだようです。「昼食は自炊だと難しいし、出前は飽きますよね~」「家族もリモートワークをしているので、家が狭く感じます」など、リモートワークならではのテーマで盛り上がっていたグループもありました。終了後のアンケートでは、参加者のほとんどが、「楽しく過ごせた」と回答してくれています。
参加者からは、入社してからこれまで、他部署の社員との交流が少なく課題に感じていたとの意見が多く寄せられました。転職したばかりで社内の知り合いも少ない中、こういったカジュアルな対話の場が求められていたのだと思います。交流会を通じてできた関係性から、業務上のコミュニケーションも円滑になることが期待できますし、次回開催を望む声も多いことから、今後もコンテンツをブラッシュアップしながら、継続的に開催をしていきたいと思います。
柔軟でフラットなアイティメディア
ここからは、2020年度中途入社者のアンケート結果から、リモートワーク環境化で彼らがどのように業務をキャッチアップしているのか、入社をして会社の風土や社員をどう感じたか、をお伝えします。
まず、業務のキャッチアップは、回答者のほぼ9割が「できている」(十分できている16%、そこそこできている72%)とのことでした。
具体的な取り組みとして、「不明点は臆せずどんどん質問した」「チャットで過去スレッドを確認した」など、自ら声を上げ情報を取りにいっていました。また、リモートワークにはつきもののテキストコミュニケーションにおいて「具体的かつ明確に伝える」工夫もしているようです。同じ空間で仕事をしていれば、困っていることを周囲が察知してフォローできますが、リモートワークではそれが難しいため、自ら動いて助けを得る主体性が特に求められるようになってきていると感じます。
「入社前後で会社へのギャップはありましたか?」の質問には、22.2%が「はい」と回答しています。よいギャップとしては、「予想以上に社員ひとりひとりを大切にしていると感じた」「業界柄、制度面が整っていないと思っていたが、各種制度や社員への対応など会社の体制がしっかりしていた」といった声がありました。一方、「業務で使用するシステムが多く、理解が大変であり煩雑になる」とのネガティブな意見もありました。この点は会社としても課題と捉えていて、全社のBPRプロジェクトを立ち上げ、業務フローの見直しや再構築を行っているところです。
最後に、中途入社者だからこそ感じる、アイティメディアの魅力を教えてもらいました。主に、会社への安心感や風土のよさ、社員の人柄が魅力だという回答が得られました。
会社への安心感や風土の良さとして挙げられたのは、「メディアの知名度や情報の質の高さ」「事業の安定感とさらなる成長可能性」「スマートワーク制度などの外部環境の変化に合わせた柔軟な対応」「社員を尊重する自由でフラットな社風」などでした。
一方、社員の人柄として挙げられたのは、「自分で考える姿勢を持っている」「まじめで効率のよい仕事ぶり」「ひとりひとりが強みを持っている」などでした。
アンケートの回答から、リモートワーク環境下でも、主体的に動いてキャッチアップができている社員が多いこと、社風や一緒に働く仲間に魅力を感じてくれていることが分かりました。スマートワーク制度が始まってもうすぐ1年。特にコミュニケーション面でまだまだ課題もたくさんあります。入社した社員がよりいきいきと働き、組織横断のコラボレーションが実現する環境にすべく、今後も様々な施策を検討していきたいと思います。
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今回は、中途入社者交流会のレポートと、彼らへのアンケートを通して、柔軟でフラットなアイティメディアの姿をお届けいたしました。
この記事を読んでいただいている方にも、ぜひ当社の新しいメンバーとなっていただき、未来のアイティメディアを共により良いものとしていけたらと思っています。
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